1471年、ポルトガル人探検家たちがこの国に上陸し、「ゴールドコースト」と名付けました。過去にはここの豊かな資源を求めて、イギリス、デンマーク、オランダ、ドイツが要塞（城）を築きました。ブランデンブルク選帝侯フリードリヒ・ヴィルヘルムが17世紀に要塞を築き、タカラリーと名付けました。これが後にタコラディへと変化しました。街の中心部にあるモンキーヒル自然保護区では、ガーナの自然の一端を垣間見ることができます。郊外へ行くと、大西洋奴隷貿易の拠点という悲しい歴史を持つエルミナ城があります。この城は熱帯地域で知られている中では最古のヨーロッパ建築で、1482年にポルトガル人によって建てられました。ケープコースト城の城壁に沿って散策しながら、住民たちが漁網をつくろったり色とりどりの釣り用カヌーに乗って沖へ出ていく様子を眺めましょう。カクム国立公園はガーナに現存する数少ない熱帯雨林の一つ。葉が生い茂る木々の中のウォーキングにぴったりです。